ストレートネック

肩こりや頭痛などで医療機関を受診しレントゲンなどの画像検査で「ストレートネックですね」と言われたことがある方が多いと思います。

ストレートネックとは、脊椎(背骨）には頚のカーブ（前弯）と胸のカーブ（後弯）そして腰のカーブ（前弯）があり　　　

全体でS字状になっており、頚のカーブがなくなり真っ直ぐになった状態をいいます。

頚のカーブには色々な役割がありますが、一つに体の一番上にある５kgほどの重さの頭を受け止めるクッションの役目があります。飛んだり跳ねたりした場合、頚にかかる荷重は頭の重さに飛び上がった高さ分の距離と重力加速度との掛け算になり、それ相応の重さが頚にかかります。

重い頭を勉強や仕事、最近では長時間スマホを使うことで下向きの時間が長くなり頭の重さで前弯がなくなりストレートネックになります。

ストレートネックを改善するには、単純に頚に頭の重さをかけることです。頭の重さをかけるということは、歩くということです。

現代人は絶対的に歩くことが少ないのでストレートネックのような症状になってしまいます。通勤や通学での歩きは本来の人の歩きにはなりません。歩行のためにしっかりと時間をとって歩きましょう。